雷神の剣
私がまだファミコンと鬼ごっことカレーライスで出来ていた坊主頭の学生時代。
私の家で友人がゲームをしていました。私はその後ろで偉そうに講釈を垂れていた時・・・
私・・・「雷神の剣」って武器があるんだけどなかなか出ないんだよね」
友人「へえー」とつれない返事。
ちなみに「雷神の剣」とは最高クラスの攻撃力をもち、道具として使うと敵1グループを攻撃できる素敵な剣。
ただ、この武器・・・宝箱には入ってないのです。つまり敵を倒してのみ手に入るいわゆるレアアイテム。
そんなことを言っていると敵が出現。ちなみにアイテムを持っている敵はすぐ出現します。
私・・・「そいつ、雷神の剣持っているよ」
友人・・・「ふーん」
私の心の声・・・「まあ、そんな簡単に手に入る訳はない。ふふん」
と敵を倒すと・・・「たからばこをおとした、らいじんのけんをてにいれた」の文字。
私・・・「!!!おー!凄い。いいなー」とビックリ。
友人・・・「ラッキー」と軽い返事」
私の心の声・・・「ち!まあそんなこともあるさ・・・なんて思っているとまた同じ敵が出現、もう今更出現したところで邪魔なだけ。そうだ!いっそこのラッキーボーイの邪魔をしてしまえ!
行け!だいまじ・・・よ!!!
すると、なんともう一本!!
友人・・・「あ、また出た」
なーんて嫌な奴なんだ!!!(-!-)しかも、友人は「有難み」がわかってない。
なんてこった・・・(-。-#)30年近く経った今考えても、ありえん。
そして何故、こんなことを覚えているのかも意味が分からない。
まあ、そんなことはいいんですけど、友人にはいわゆる「悪意」はなくただ、私の家でゲームをしていただけ。(あ!ちなみに当時、私達仲間のルールでは人の家でRPGゲームをやるのはご法度でした。だって周りは見ているだけだから。それでもその時は友人一人だけだったので許してあげたんです。それなのにこの仕打ち。(-!-#)
あれから時がかなり経ち、私も無事に「雷神の剣」を手に入れました。
ボストロー・・・から!!!
なんでもいい。同じ武器なら。
結局、自分を傷つけたのは他ならぬ自分自身でした。
自分を傷つけるだけなんて意味はないよ。
読んでくれてありがとう。
またねー!!!