「住まいの団地が火事になる」

前回のブログから随分と日数が経ってしまいましたが、タイトル通り団地の他の部屋から火が出て火災に巻き込まれました。

本日、冷蔵庫など電化製品の引っ越しとネットが繋がりましたのでご報告させて頂きます。

以前と同じ生活という訳ではございませんが、今、こうして生活出来るのは、避難所で寝ずに見守ってくれた方々、食事や布団などを持ってきてくれた方々、お互いの不安な気持ちを話し合った方々、心配や支援をしてくださった兄弟、親戚の方々、友人や職場の方々など多くの人間の助けを借りたおかげで今があります。

本当にありがとうございます。

しかし、残念ながら亡くなった方がいらっしゃいました。

謹んでお悔やみ申し上げます。

不幸な出来事なので所々詳細は省かせて頂きますが、私が気付いた大切な事は何回かに分けて書かせて頂きます。

ただし、私は防犯の専門家ではないので自分が感じた事をご紹介します。

命に関わる問題ですのでご心配の方は専門家に問い合わせてください

私が火災に気づいたのは午後21:30位です。最初は焦げ臭い匂いがしましたが「ストーブの調子が悪いのだろう」と思いました。(これはその後避難所で他の方と話した時も同じ事を言ってました)。

何か騒がしいのでベランダのカーテンを開けると外が赤く反射していました。ベランダを出ると炎が見えたので、直ぐに親を起こし119番しました(すでに他の方が通報していて避難を促されました)。

避難用のリュックを用意しているのですが気が回りませんでした。

普段使用しているリュックに通帳と薬を突っ込み大切な物を準備し、親に「コートを着るように」言い、水を持たせ先に避難させました(玄関に出てもらい、先に逃げるよう伝えました)。

私は北海道に住んでいるので寒さが致命傷になります。

私もコートを羽織り避難しようと玄関に向かいました。

その時・・・洗濯物に引っ掛かり洗っていたものが落ちました。

そして、

ストーブを消していない事に気付きました。

きっと「誰か」が教えてくれたのでしょう。

ストーブを消し外に出ました。

間もなく消防車が到着し消火活動を始めました。

警察の方が「車を持っている方は協力して車の中で待機してください」と皆に声を掛けてくれたので各々、車の中で待機していました。

私は荷物があり車に乗れなかったので親を乗せ、外で待機しながら兄弟と職場の人に状況を知らせていました。

安否確認の為か「この場からいなくならないよう」と言われたので多分1時間位は外で待っていました。

北海道に限らず今時期は寒いので、食料などとは別に衣類も用意しておくのが大切だと思います。

その後は近くの避難所に行きましたが、その時多くの方が言っていたことがあります。

「薬がない」っと。

人により様々な薬を服用していると思いますが、「家に物などを取りに行かないよう」にと言われました。

私は普段飲んでいる薬を何か所かに分けてあります。

1、大きな一つの箱。

2、避難用のリュック。

3、普段のリュック。

4、普段、服用する置き場所。

今回は1の大きな箱の中身を全てリュックに突っ込みました。

私は普段から、もし避難しなければいけない状況になったら薬に関しては1の箱と決めていますので、1の箱には多めに薬を入れてあります。

皆さんも普段から服用している薬があるなら準備はしておいた方が良いです。

ただ、余り多くなると避難が遅くなり逃げ遅れる可能性があるので、病院の先生などと「何日分の薬があれが良いか?」などと相談すると、普段も安心出来たりします。

避難所に着いたときは少し安心し、ご近所の方と話しをしていましたが興奮していたせいか内容はあまり覚えていません。

とりあえず当日の出来事でした。

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私も40年以上生きていますが自分が火災に巻き込まれるのは初めてでしたし避難所で話しをした高齢の方も人生で初めてだと仰っていました。

本当に何があるか分かりません。

以下の内容は書くかどうか迷いましたが「大切な事」なので書きます。

改めて後日このブログで書きますが・・・。

直ぐに「お金」が必要になり、

被害者であれ「お金」の必要性を嫌でも迫られます。

勿論、支援の道はあります。

しかし、私だけではなく避難所にいた全員が聞いたことですが・・。

「貸付制度」がある。

と、いう事です。

納得できない事ですが現実でした。

自分のブログを見返した時、前回のブログの内容が「弱気何て~」と自分で書いていたので何だか可笑しく不思議でした。

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「負けてたまるか」と何度呟いたことか。

「負けてたまるか」と言いながら怒りの熱で地面の雪を溶かしてやろうと思いながら歩いていました。

「自分の力で切り抜けてやる」と壁を睨みつけていました。

「己の力で」と言いながら、今日、175㎝程の本棚(あまり重くはない)を雪の中歩いて持って来ました。

道行く人が「何やってんだ?」と思っていたような気がしたけど、そんな事はどうでもよかった。

決してお金に余裕がある訳ではなく仕事に余裕がある訳でなないけれど不思議と恨みはなく、ただ「負けるもんか」と何度も口に出していました。

そう・・・「負けてたまるものか・・・」。

クタクタに疲れました。筋トレにもなったかな。

ブログを書きながら久しぶりに電気の通った冷蔵庫で冷えたビールを飲んでいました。

気が抜けたのか部屋が滲んで(にじんで)見えました。

大変だったけどストーブが付き冷蔵庫が冷え、電子レンジの「チン!」という音も聞こえます。もう、普通の生活です。

ps4も出来るよ。

洗濯機はまだだけどね。

これも、多くの人達の協力のお陰。

本当にありがとうございました。

では、また後日このブログで。

読んでくれてありがとう。