北門での出会い。

皆さまこんにちは、こんばんは。
ご覧いただきありがとうございます。

皆さんは普段、友人や同僚の方とよく出かけたりしますか?私は殆どありません。年に2,3回くらいです。「パニック障害」という症状とは関係なく、昔から付き合いは苦手でした。

落ち込んだり、悩んだりしている時、「ふっ」と見えた景色に何となく「やる気」をもらう何てことは、誰にでもよくある話だと思います。私も先日、地下鉄に乗ろうとしたとき、赤い帽子を被った元気な子供達が降りて来たのを見て、「ふっ」と笑顔になりました。

お釈迦様がまだ出家する前、お城の東門を出ると「老人」に会い、南門を出ると「病人」に会い、西門を出ると「葬儀の列」を見て、人生の無常を知ったそうです。
(無常・・・常住→一定ではない事、人の世がはかないこと、の意味だそうです。)

そして、北門を出ると、そこには出家した人の堂々とした姿に出会い、自分の進み道を決めたという「四門出遊」(しもんしゅつゆう)という話があるそうです。
(詳細が分からなくてすいません。)

思えば子供の頃は(もう忘れてしまいましたが、笑)直感で「目標」というものを思い描いていたと思います。サッカー選手だったり野球選手だったりを見て、「自分もあんな人になりたい」と思い、将来の夢は○○です!!!と親に伝えたり、作文に書いたり・・・(現実は難しいという話は、省きます。)

そして、きっと「そこ」には「不安」というのは無かったのではないでしょうか。(子供だから現実を知らないという話も、省きます。)

以前に「不安」というのは必ずしも「悪」ではないと書きましたし、今でもそう思っています。「不安」があるから準備が出来る。勉強したり、練習したり・・・それをしないで「夢」だけ語るのは子供だからでしょう。そして、年齢を重ねていけば、自然とその「不安」は大きくなっていく。そして、別の目標をみつけたり、探したりしながら、歩いていく。

以下、具体的なことを書きますので、ご気分の悪い方はご注意ください。

「予期不安」を体験したことのある方は、よくわかると思いますが、以前の体験からくる「不安」を自分で大きくして、確定してしまいます。(私の場合は、電車に乗ったら発作が起きるとか、広場恐怖を感じるなど)そして、それは不安発作の事だけではなく、直感で、「やってみよう」など感じても、反射的にくる「不安」や「上手くいくわけがない」などの理由をつけ実行しないで終わってしまう。

現実的に考えて何でもすぐにやってみるというのは難しい。それは、年齢を重ねるほど難しくなりますが、子供の頃の直感で感じた事をまず試してみる、という気持ちはきっと治療にも役に立つのではないか?と感じました。

これを読んでくれているあなたの年齢はわかりませんが、、悩んだり迷ったりしていることは誰でもあると思います。そして自分だけが何も変わっていないのではないか?と思う時もまた、あると思います。そんな時はどんなに簡単なことでもやってみると、案外違う景色が見えるかもしれません。(本を1ページ読むとか、漢字の意味を調べてみるなど)

少しでも、あなたの気が楽になれば嬉しく思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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